由布市について

由布市は人口約3万5千人、面積320 ㎢で大分県のほぼ中央部に位置しています。大分川の源流域にあり、由布岳や黒岳などの1,000m 級の山々が連なり、由布岳の麓には万葉集にも歌われた由布院盆地が形成され、日本を代表する温泉と雄大な山々、脈々と受け継がれる歴史と文化があります。平成17年10月1日、挾間町と庄内町、そして湯布院町が合併し「由布市」が誕生しました。観光と温泉の”湯布院”、豊かな自然と農業の”庄内”、商工業の発展が著しい”挾間”。この光り輝く3つの個性が一つとなり『日本一の人・地域・自然が元気なまち』を目指しています。

由布市の象徴とも言える由布岳。その麓に広がる由布院温泉は一度は行ってみたい温泉第1位に選ばれる全国的に有名な温泉地で農業と農村の景観を大切に守っています。

800年もの歴史を持つ湯平温泉は、江戸時代に造られた長い石畳の坂道が旅館街にしっとりとした風情を醸し出しており、この地を訪れ地元民の情に触れた俳人の山頭火は「しぐるるや 人のなさけに 涙ぐむ」など16句を詠んでいます。

由布院盆地よりさらに標高の高い塚原高原は、雄大な自然の風景が魅力で森林の中に溶け込むようにギャラリーや美術館が点在しています。

200年以上の歴史を持つと言われる神楽が住民の誇りであり、日本名水百選の男池や登山者に人気の黒岳などの自然が豊かな地域。大分県の中でも大変農業が盛んな地域です。

特にお米と梨が自慢の農産物で、昔ながらの農村風景と生活や文化を、最も色濃く残しています。また、男池をはじめ、珪藻土の化石や、川底の炭化木などの貴重な自然の遺産も多く残されています。

曲線に切り立った岩肌、流れ落ちる無数の滝。自然が創り出した造形美が訪れる人々を圧倒する由布川峡谷。そして農を営む人々が創り出した山間に織り重なる棚田の風景。

挾間町は大分市に隣接し近年商工業の発展が目覚ましい地域でありながら、自然が豊かで農産物も豊富にあります。現在地域の人々が力を合わせ地域の観光資源を活用した交流人口の増加に取り組んでいます。